急な坂道を登る時にやってはいけないこと
急な坂道で無理な運転をすると、エンストを起こす恐れがある。
さらにはバランスを崩して転倒、怪我、なんて事態も起こりうるだろう。
そんな事態に陥らないためにも、急な坂道ではやってはいけないことをまず知っておきたい。
まず、安定した走行を維持するためにもハンドル操作に注意すること。
蛇行はもちろん、ハンドルにしがみついて運転するのは厳禁だ。
またUターンもNG、ハンドル操作が不安定になりやすい坂道で無理にUターンをしようとするとたちまちバランスを崩してしまいかねない。
それから、どうしても坂道を見ると勢いで登ってしまおうとしがちだがこれも要注意、エンストを起こす恐れが出てくる。
同時に頻繁なシフトチェンジも注意したい。
勢いをつけるため焦ってシフトチェンジをすると、エンストの原因になってしまうからだ。
急な坂道を登るコツとは?
こうした注意点を踏まえた上で、急な坂道をうまく登るためのコツを身につけていくことになる。
まずは心構えの段階で「慌てないこと」、そのうえで落ち着いたハンドルさばきとシフトチェンジを心がけたい。
ポイントは、ギアを1速の状態を長く維持して登り続けることだ。
勢いをつけて登ろうと、またはあるいは登っている間に加速がついたのでつい2速にしてしまうとバイクの駆動力が不足してしまう。
急な坂道では1速のまま登り続けることを前提にしたい。
つまり、シフトチェンジは必要ないわけだ。
坂道を運転する際のエンジンの回転数は、2000~3000回転程度が理想的と言われている。
速度とエンジンの回転数の両方を安定させた状態で登るよう心がけたい。
それから、停止する際には必ずフロントブレーキを使用すること。
急な坂道の場合、フロントブレーキを使用しないとしっかり停止できずに後ろに下がってしまうこともある。
安定したハンドルさばきを車体のバランスの維持のためにも、ブレーキの使い方にも注意したいところだ。
一方、停止状態から発信する場合にはリアブレーキをゆっくりと離すこと。
いきなり離すと勢いがつきすぎてしまい、バランスを崩してしまう恐れもある。
そしてもうひとつ、万一エンストを起こしてしまった場合には慌てないこと。
1速で走行する状態でエンストを起こしても急にバランスを崩したりバイクが坂道を下ってしまうようなことはないため、落ち着いて車体のバランスを維持しつつ再びエンジンをかける。
このように失敗しないよう心がけると同時に失敗してもすぐに立て直せるような環境で運転するのも重要なポイントだ。
やってはいけないことに注意しながら落ち着いて運転すれば、急な坂道は決して難しいものではない。
勢いをつけすぎないこと、慌ててシフトチェンジをしないこと、1速をメインにして運転すること。
この3つのポイントを軸としつつ、急な坂道を登るコツを身につけていくとよいだろう。