あると便利なヘルメットロック

ヘルメットロックとは?

ヘルメットロックとは、バイクのヘルメットを収納するためのアイテムである。
ツーリングなどでバイクから降りてちょっと移動するときにヘルメットの置き場所に困ることもある。
持ったまま移動するのもかさばるし、収納ボックスを確保していればよいが、そうでない場合にはどこに置けばよいのか迷ってしまう。

そんなヘルメットを置く場所・方法としてはミラーにかけるやり方がしばしば挙げられるが、あれは避けたほうがよい。
ヘルメットがミラーとぶつかった衝撃で、ミラーが変形・破損してしまう恐れがあるからだ。
だからといって地面に置いておくなどの方法では盗難の恐れがあるし、コインロッカーに収納するのでは余計な出費がかかってしまう。
そんなときに役立つのが、ヘルメットロックなのだ。

ヘルメットロックのメリット・選び方

ヘルメットロックのメリットはおもに2つで、ひとつは「バイクから離れる時にヘルメットを持ち歩く必要がなく、置き場所を確保できる」こと、もうひとつは「盗難のリスクを防ぐことができること」だ。
バイクで外出するたびに「ヘルメットをどこに置こうか」と迷って時間を浪費するくらいなら、ヘルメットロックを1つ持っていた方がずっと効率的と言えるだろう。

ヘルメットロックには、大きく分けてバイクに固定するタイプとしないタイプの2種類がある。
固定するタイプはボルトなどを使ってバイクに直接固定したうえでロックするので、安定性と防犯性に非常に優れているのがポイントだ。

一方、難点はバイクによっては使いづらい、使えないなど相性の問題が出てくることだろう。
固定するタイプを選ぶ場合には、自分のバイクに使用・装着できるものを選ぶことが大前提となる。
購入していざ装着しようと持ったらうまくボルトがはまらずに使えなかった…などということにならないよう注意したい。

固定しないタイプは、ケーブルなどでバイクとヘルメットをつなげて固定するタイプだ。
このタイプのメリットは、バイクの種類や形状を問わず気軽に利用できる点もある。
それにシンプルな作りなので、価格も安い。

さらには、長いケーブルなら複数のヘルメットをまとめてつなげることもできるので、仲間とツーリングをするときにはこのタイプのヘルメットロックをひとつ持っていればよい。
ただ、バイクに直接固定するタイプではないので安定性や見栄えがあまり良くないのが難点だ。

また、重要なのが使用しているヘルメットの形に合ったものを選ぶことだ。
例えばヘルメットのDカンにフックを引っ掛けるタイプをよく見かけるが、ヘルメットのDカンの一によってはフックが届かずにうまく使えない、ということも起こりうる。
このように、機能面やメリットだけでなく自分のバイク・ヘルメットにも使えるかどうかを意識したうえで、自分にとって理想的なヘルメットロックを選んでいくことが重要になってくるだろう。