サーキット走行の予備知識
上級クラスになると試したくなるのがサーキット走行だ。
ライダーであればサーキット走行は憧れかもしれない。
中にはサーキット走行を躊躇してしまう上級ライダーもいるのだが、その理由はサーキットでレースをイメージしてしまうからなのかもしれない。
もちろんサーキットコースはレースで使われることが多いのだが、レースのない日はどうなっているのかというと、サーキット走行を楽しみたいライダーたちが利用できるようになっているのだ。
サーキット走行をする場合、まずはサーキット場に予約を入れて、いつ走行をするかを確定しておこう。
レース日程や他のイベントなどでサーキット場が予約できない日もあるので、事前に確認しておくことをおすすめしたい。
サーキット場の利用予約ができたなら、バイクの事前準備をしっかり整えておこう。
整備は負担のツーリングと同じで、オイルの量や空気圧など基本的な項目のチェックをしておくようにしよう。
サーキット走行では、ライダースーツが望ましい。
これは万一転倒した場合など、ケガをするリスクを最小限に抑えるために必要なことだ。
くれぐれも普段着でサーキット走行するといった無謀なことは避けてもらいたい。
サーキット走行前日はしっかり睡眠をとるようにしておこう。
アルコールもしっかり抜けた状態にしておくように。
前日の飲酒量はできるだけ抑えるか休肝日にして、サーキット走行に備えるのがいいかもしれない。
走行前の予備知識
サーキット走行で気をつけたいのが、サーキットで定められているルールの遵守だ。
各サーキットコースでは、基本的に同じルールの他に、サーキット場で定められているオリジナルのルールも存在する。
サーキット場に着いたら、係員の指示にしっかり従って、禁止事項は必ず守るようにしよう。
禁止事項を守らずに事故を起こした場合、2度と利用できなくなる可能性もある。
インターネットのホームページなどでも注意事項が提供されていることもあるので、チェックしておくといいだろう。
サーキット走行はちょっと不安、というライダーもいるだろう。
そのような場合におすすめしたいのが、ライセンス講習会の受講だ。
ライセンス講習を受講することで、指導員から正しいサーキット走行が学べるだけでなく、より高度なスキルを磨くこともできるからである。
ツーリングの技術を磨き、ライダーとしてステップアップを目指したい場合、サーキット走行に慣れることで自分のスキルを磨くことができるようになる。
サーキットでは普段とは違った世界を目の当たりにするので、最初は緊張するかもしれないが、実際に走行してみるとまた行きたくなるというライダーが実に多いのだ。