自分にとって楽なフォームで
長時間のツーリングなどで背中が痛くなってしまうのは、楽なように見えて実は自分にとって負担がかかる姿勢を取っていることが多い。
正しい力のかけ方や正しい姿勢というのは、自分にとって本当に楽な姿勢であり、身体にストレスが溜まりにくいというメリットも生まれる。
時間にかかわらず快適にツーリングを楽しむために、自然と正しい姿勢になれるようになっておくと、体幹が保て正しく力が掛けられるようになるのだ。
自身のライディングフォームを見直し、体にストレスなくリラックスした状態で自然に力が使える理想的なフォームを身につけると良いだろう。
疲れにくい姿勢は骨盤から前傾
ここでいうリラックスというのは、体に余計な力がかかっていない状態のことを言う。
意識をすればすぐに力を発揮できるというポジションなので、断じてだらけているわけではない。
背もたれに寄りかからず椅子に楽に腰掛けた時、自分の背骨は軽く曲がっているはずだ。
この状態でへそを5㎝ほど骨盤底筋群を意識してした方向に引っ張ると、自然と体幹が安定した姿勢になる。
この状態は身体に余計な力がかかっておらず適度に緊張感を保っているため、加速減速などをした際に上半身がとっさに動けるようになっている。
上半身は余計な力を抜き骨盤底筋群にしっかりと力を入れている、そんなイメージだ。
そこまで難しい姿勢ではないので、自宅の適当な椅子でちょっと試してみてほしい。
この余計な力がかかっていない座り方こそ、リラックスしてとっさに動ける姿勢と言えるのだ。
背骨は曲げずにポジションを掴む
背中に余計な力がかからず楽に曲げることができたら、この背中はずっとキープする。
この状態をキープしつつ、ライディングポジションに合わせ、上体の前傾具合を調整することにより、安定した方も作り出すことが可能となっている。
ハンドルの位置が低いスーパースポーツのようなモデルの場合は、この前傾姿勢が自然と前のめりになっている。
逆にアドベンチャーモデルのようにハンドルの位置が高いモデルの場合はほぼ垂直に立て、腕に余裕がある状態で、軽い前傾姿勢になっている。
ハンドルの位置によって曲げる位置は背骨ではなくあくまでも骨盤の辺りということを覚えておこう。
実は背中から曲げるということは背中に余計な力をかけてしまうため、走行中も非常に疲れやすく、積み重なると腰や肩を痛める原因になってしまうのだ。
正しいライディングポジションを自分で見つけ、楽な姿勢をとるというのは、体がとっさに反応しやすい状態を作るという意味にもなる。
無駄な力をかけないためにも骨盤を意識してみると良いだろう。
自分とバイクのベスポジを探す
力を抜いて骨盤から前傾していくこの角度が、自分自身の身長やバイクのハンドルの高さによっても人それぞれ違う。
そのため一概にこの姿勢がいいだとか、明確な角度は何度かといったようなことは、言い切ることはできない。
これに関しては自分自身でポジションを探って、自分にとって一番楽な姿勢を探していく必要があるのだ。
骨盤に力を入れ、背中を楽にした状態で前傾するという基本をしっかりと押さえ、正しいライディングポジションを探してみてほしい。