タンデムの魅力
ツーリングの醍醐味は、一人でバイクを運転することだけではない。
バイクの魅力はタンデム走行ができることだ。
恋人やパートナーがツーリングで一体感が味わえるのも、タンデムならではと言えるだろう。
タンデムではお互いに会話を楽しみながらツーリングができるので、特にロングツーリングでおすすめなのだ。
二人だけでさまざまな世界を楽しめるということもあり、中級クラスになると、タンデムでロングツーリングを計画するライダーは結構いるのだ。
ワインディングをタンデムをしながら走行したり、海岸沿いを颯爽と走行するのも実に楽しく清々しいツーリングが楽しめる。
タンデムを楽しめるシーンはたくさんあるので、バイクを持っているのなら一度は味わってほしい乗り方だ。
バイクでタンデムをする場合、一般道路を走行する場合には、免許取得後1年が経過している必要がある。
もし免許取得後1年を経過しないうちにタンデムをしてしまうと、道路交通法違反になり、キップを切られてしまうので注意が必要だ。
走行時のコツ
タンデムをする場合には、同乗者にも安全にツーリングが楽しめるように、守ってほしいことがある。
ライダーだけでなくパッセンジャーも安全を意識して乗ることが事故防止になり、タンデムを十分に楽しめるようになるのだ。
タンデムはソロで運転する場合とは違い、同乗するパートナーの負担を考えることが必要になる。
例えばライディングポジションだが、ソロツーリングのようにあまり後傾姿勢になりすぎないようにした方が良いだろう。
後傾姿勢になると、後部座席のパートナーが圧迫感を感じるだけでなく、バランスを崩しやすくなるからだ。
パッセンジャーもライダーの運転を支えるように注意を払う必要がある。
路面状況によってはかなり緊張するシーンがあるし、知らない道を走行している場合はライダーもかなり緊張していることが多い。
そのような時にずっと話しかけると、ライダーが集中することができず、思わぬ事故を招く可能性がある。
できればツーリングの前に、ある程度こうしたことを話し合って周知してもらうようにする方がいいだろう。
走行中はヘルメットによる遮音、路面状況によってはロードノイズがかなり発生することもある。
そのような路面状況でもコミュニケーションを取るためにインカムを用意しておくと何かと便利かもしれない。
タンデム走行中の注意点
タンデム走行中に注意したいのは、ライダー、パッセンジャーともに同じ姿勢をするのが良いだろう。
パッセンジャーがライダーに適時合わせられるようにするのが上手く走行するためのポイントになる。
あとは服装も気をつけたい。
気温によってはライダースーツを着ていないと、体温が奪われてしまうからだ。
事前にどんな服装が良いかを話し合っておくことをおすすめしたい。